静岡空港が開港したようだ(詳細は、右記の毎日.jpで。http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090604dde001040030000c.html)。
しかし、早くも前途多難。
上記毎日.jpによると、開港時点で、「国内線は新千歳、福岡、那覇3路線で、国際線はソウル、上海の2路線」とのこと。それに加えて、「国内線は7月23日から小松、熊本、鹿児島の3路線が追加就航する」とのことだが、多いとは思えない。近いのだから仕方がないが、東京便や大阪便はない。これらを考えると、どう考えても前途多難だ。
また、上記毎日.jpによると、「国内、国際線の全便が満席になっても、年間利用者数は予測(約138万人)の約8割にとどまる見通し」とのこと。需要予測の甘さは、誰がやっても同じだろうが、相変わらずだ。
知り合いのキャリア官僚によると、国民が均等に空港にアクセスできるようにするために、全国各地に空港を作っているのだそうだ。しかし、人の流れの変化は読めないし(空港を作ったから流れが変わるとは限らない)、上空の航空機過剰、ならびに環境のリスク(飛行機は排気ガスが多いからねぇ)はないのだろうか。
作ってしまってからでは遅いので、まずは富士山静岡空港が採算が取れることを祈ろう。しかし、交通政策は、あらゆる手段を考慮して決めるべきである。