読売新聞2009年8月27日朝刊4面に、民主党の鳩山由紀夫代表の注目発言が。
いわく、「(自公政権は)3分の2(での衆院再可決)を何度行使して、国民の声を無視してきたのか。私たちが政権を取れば、数の暴力で何でもかんでも強引に物事を決めてしまうことは一切しない」
まず、「何度行使し」たかは、数えていない。
「国民の声を無視」は、参議院の構成から一理ある。
ただ、「私たちが政権を取れば、数の暴力で何でもかんでも強引に物事を決めてしまうことは一切しない」ということはたぶんない。2010年の参議院議員選挙でねじれが生じたら、この発言を忘れて「3分の2(カッコ内略)を何度(か。清高補足)行使」するだろう。そうでなければどうやって政策を実現するのか。
鳩山由紀夫代表よ、あまり後の禍根になることは言わない方がいいと思うが。
それより、そもそも民主党が(連立パートナー含め)3分の2が取れるのか。また、連立パートナーが民主党に従うのか、ということを心配した方がいいか。