清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「公約を 守るな」ちょっと おかしくね?

自分の支持している政党が負けたからか、いろいろな媒体で、民主党に公約を守らないことを求めている人が多い。

まず、読売新聞2009年9月13日朝刊1面、2面(仙台では)の、東大教授の北岡伸一さんの「地球を読む」。2面によると、「国民のための政治と、選挙前の約束に矛盾が生じた時は、ためらわず約束を修正すべきだ」とのこと。

また、「週刊エコノミスト」(毎日新聞社)の広告(読売新聞2009年9月15日朝刊5面(仙台では))の見出し、「民主党マニフェストにとらわれず君子豹変せよ」(丹羽宇一郎さん)。

たしかに、「出口調査等でも、マニフェストで判断して投票したという人は多くない」(北岡伸一「地球を読む」)のだろう。しかし、どのような事情であれ、マニフェストに優劣をつけたのだ。それをないがしろにする発言はいかがなものか。もっとも、民主党批判と紙一重なので難しいのだが。

一般論として、選挙は提示した政策を支持して投票するもの。だから、公約は可能な限り守られるべきで、それをないがしろにしろという発言は、民主主義に対する危険な挑戦だろう。もっとも、公約は絶対に守らなければならないとはいかないわけだが、それは民主党が判断し、次の選挙で我々が意思を示せばよい。