清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

投資がね 悪いわけでは ないんだよ

読売新聞2009年10月20日朝刊(YOMIURI ONLINEのほぼ同内容の記事のURLはこちら。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091020-OYT1T00017.htm
に、早稲田大学OBの関与が疑われている相場操縦事件についての記事がある。

読んでみると、以下の感想を持った。

すなわち、悪いのは、法律違反なのであって、投資サークルが悪いわけではない、ということである。

YOMIIRO ONLINEの記事はまだいいとして、新聞の方や、佐和隆光さん(立命館大学の経済学の教授)の余計な解説が。

いわく、「教育現場では株式投資をゲーム形式で教える授業が増えているが、それは災いの元。まずは市場経済のしくみやルールをしっかりと教育すべきだ」

ゲーム形式で教えるのを否定しているが、それなら、実際のお金でやりますか?できるわけないじゃん。「市場経済のしくみやルールをしっかり教育すべき」とあるが、ゲーム形式の株式投資はそれに該当するだろう。まぁ、航空機を操縦するのにゲームを活用するようなものですよ(スティーブン・ジョンソン『ダメなものはタメになる』(翔泳社)に書いてあったと記憶する)。

このようなとんちんかんな解説を載せた読売新聞の意識は、おそらく、株式投資より、働け!となろう。働け!は否定はしないが、先物取引のない時代の農業みたいなことを言ってはいけない。つまり、現実遊離の意識は良くない。