清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

エコカーの 減税補助金 いいのかな?

民主党社会民主党国民新党連立政権が提案する、高速道路無料化の評判がすこぶる悪い。

たとえば、読売新聞2009年11月3日社説(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091103-OYT1T01074.htm


たとえば、週刊ダイヤモンド2009年11月7日号野口悠紀雄「「超」整理日記」。

後者には共感する部分が多かったので、敬意を表して後者のみ検討すると、論旨は、日本は鉄道大国だが、旅客シェアは自動車に及ばないし(自動車6割、鉄道3割弱)、CO2の排出も少ないので(鉄道を1とすると、乗用車9.2、タクシー20.0(流しやアイドリングの影響?))、自動車から鉄道への移行をすすめるべきであるというもの。私は高速道路無料化に反対ではないが、野口さんの論旨は極めて妥当である。

ただ、高速道路無料化だけ攻撃するのはフェアなのだろうか(もっとも、現政権の政策だから仕方のない側面はある)。

とりわけ、エコカー減税補助金に問題はないのか。

新規に買う人がいれば、車が増えるじゃないか?2台目を買う人が増えれば、やっぱり車が増えるじゃないか?中古車販売業者に売ったら、それを買う人もいるんじゃないか?これらを合わせて考慮するとCO2の排出を増やす可能性があるんじゃないか?CO2削減を考慮するなら、買い替えだけ補助金を出し、古い車を廃車にすることが考えられようが、それは無理だ(廃車のリサイクルの問題もあるし)。つまり、エコカー減税補助金は思ったほど環境に良くないんじゃないか?

この考えは素人考えかもしれない。しかし、類似の問題意識はあっていいはずなのに、見ない。どうしたことなのだろう。

なお、敬意のついでに付言すると、前述「「超」整理日記」には、ハイブリッドカーの普及には燃料の問題(石油が高かったので、アメリカではハイブリッドカーが有用だった)が絡むことも書かれており、参考になる。