清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

いいものを 見せるつもりが ないラグビー

47NEWS「外国人選手に人数、報酬で制限 11年からトップリーグ」(2009/11/30 21:50 【共同通信】(2009年12月1日取得) http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009113001001024.html
によると、「ラグビーの日本最高峰、トップリーグが2011年シーズンから各チームの外国人選手の人数と報酬に上限を設ける」という。

上記47NEWSによると、現在は、「トップリーグでは試合に出場できる外国人選手はアジア枠の1人を除き、条件付きで一度に3人までとするなどの規定があるが、所属する人数に制限はない」が、それを、「11年シーズンからはチーム所属を6人までとし、報酬は出来高を除いて総額2億5千万円までとする。アジア枠の選手は含まず、日本人選手のプロ契約もこれまで通り制限を設けない」ことにするという。

ラグビーの外国人選手の平均報酬を、出来高を除いて1人約4,166万円にするということか。ラグビーの外国人選手って、現在でも結構もらえているものと推測する。

それはさておき、いいものを見せようという観点からすると、望ましくはない。

ごくたまにテレビでトップリーグのニュースを見ると、外国人の迫力あるプレーが欠かせないと思うからである(だから、大学生のラグビーは個人的に観る気がしない)。

なぜこのようなことをするのか。それは、「無用なコストアップを防」ぎ、「どんな経済状況でもチーム運営ができるように」(上記47NEWSよりトップリーグ関係者のコメントを清高が要約)するためだという。

しかし、それならば、全体で報酬制限すればいいのではないか?それをしないというのは、日本人を出場させたいという、同時出場1人にした某協会同様のよこしまな考えがあるからではないのか?

ラグビーチームの運営がどうなっているかは知らないが、どんなスポーツでも観る人がいないと盛り上がらないわけで、観る人にとってどうしたら魅力的な競技になるかを第1に考えるべきだろう。そして、そのことと経営をどう両立させるかに知恵を絞るべきである。

と書いたが、それなら最善は外国人枠撤廃で、経営に問題があれば総報酬制限すればいいとなるが、ある意味スポーツ選手は労働者なので保護にも理由がある(勤労の権利(憲法第27条)のような社会権は自国優先。なお、憲法の私人間効力について直接適用説を採用する趣旨ではない)ので難しいところだ。

なお、付言すると、「11年シーズンからは、契約や移籍の交渉をする代理人を、トップリーグのチーム関係者や日本の弁護士資格を有する者などに限る」(上記47NEWS)という。このルールはどのくらい合理性があるのだろう?