朝鮮日報「児童性犯罪:懲役刑上限を最長50年に」(記事入力 : 2009/12/03 11:22:15 取得日同じ。http://www.chosunonline.com/news/20091203000040)
によると、「韓国政府とハンナラ党与党は2日、児童を対象とした性犯罪については公訴時効を廃止し、懲役刑の上限を現在の15年から30年(加重処罰の対象となる場合は最長50年)に引き上げるなど、厳罰化を図る方針を固めた」という。
私の記憶等を前提とすると、上記朝鮮日報に載っている政策は、以下のような疑問がある。
第1に、意外と「児童を対象とした常習的な性的暴行犯」というのはいないらしいからである(児童を対象とした性的暴行犯はあまり再犯をしないらしい、ということ。記憶で申し訳ない。データがあればいいのだが)。
第2に、「児童を対象とした性犯罪者の個人情報を公開する制度を拡大し、性犯罪者の居住や服役などの状況を、被害者や周辺地域の住民らに対し、インターネットだけでなく郵便でも提供する」のが更生の妨げになる恐れがあるからである(元犯罪者と知ったら付き合うのに躊躇してしまうと、犯罪のリスクがありそう)。
ネットサーフィンしていると、厳罰化というと喜ぶ人が多いように感じるが、実効性、ならびにリスクを探求する目は持ちたいものだ。