清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

とりあえず 明示の効果 あったんだ

YOMIURI ONLINE「TV報道「関係者」表現、総務相の批判に波紋」(2010年1月21日03時05分 読売新聞。取得日同じ。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100121-OYT1T00032.htm
によると、「民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件について、テレビの報道が情報源を「関係者によると」と表現しているのは、「不適だ」と批判した原口総務相。その発言に波紋が広がっている」という。

さらに読み進めると、「テレビ各局は『取材源秘匿のため、関係者という表現を使うことはある』などとコメントする一方、放送免許を与える権限を持つ総務相が報道に注文を付けたことには、有識者から『報道規制と思われても仕方ない』と厳しい批判があがっている」という。

読売新聞のこれらの主張はわかる。

しかし、NHKが、「20日朝の報道」において「『小沢氏側の関係者への取材でわかった』と表現した」(以上、上記YOMIURI ONLINE)ことからすると、改善されているわけで、一定の効果はあったのではないか?

取材源の秘匿も大事だが、国民の知る権利も大事。図らずも、民主党や原口正博総務大臣の言動は、国民にとっていい面もあったわけだ。より信用できる情報になったという意味で。

私個人としては、顕名匿名よりも、内容が一番大事だと思うが、顕名のほうが信用できるという側面は否定できない。

読売新聞は、投書やインターネットは顕名を求めているのに(引用はないので信用しなくてよいが、長年の読者としての感想。なお、「気流」や「放送塔」は、原則匿名不可)、報道は匿名を保証しろ!というのは、ちょっとおかしいのではないか?

なお、同じYOMIURI ONLINEで、「総務相、テレビの表現「不適」発言を釈明」(2010年1月21日14時00分 読売新聞。取得日同じ。http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100121-OYT1T00694.htm
と題して、総務大臣の釈明が載っている。それによると、「原口氏は『日本(民間放送連盟)の放送コードに“情報の発信源は明示することを原則とする”とされている。各国でも、個人の権利が侵害される場合を除き、(情報源が)匿名の場合であっても所属まで明らかにするなどとなっている。日本も同じだと思うという認識を示したものだ』と真意を説明した」という。これについてはよく知らないので、見解は保留する。