清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

陰謀の 声が出てきて 当たり前

朝青龍関が引退したが、モンゴル国内に出ているような意見は当然ありうるし、私見もそれに近い。

YOMIURI ONLINE「『朝青龍強すぎ引退強制』モンゴル紙対日批判」(2010年2月5日22時42分 読売新聞。取得日2010年2月7日。http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100205-OYT1T01115.htm
によると、「首都ウランバートルなどで、『外国人力士の活躍を嫌う日本相撲協会の圧力があった』として、日本への抗議活動を呼びかける動きがあった」り、「モンゴルでは、国民的英雄となった朝青龍を擁護する意見が多数派で、新聞各紙は5日、『朝青龍は強すぎるので引退に追い込まれた』などと対日批判を繰り広げてい」たりといったことがあるという。

なぜそう考えるのか。報道されている不祥事からしても、解雇が妥当だとは思わないからである。

朝青龍関の行為は批判されて当然である。接触が多く、怪我の多い商売において、酒を飲むこと自体が問題だし、人様の鼻を折るなんて、論外だからである。

まだ捜査が流動的なので断言を避けるが、報道によると、すでに示談書も作成され、朝青龍関も被害を賠償し、被害者の方も寛大な処置を願う文章を別途作成している模様。酒を飲んでいること、ならびに職場外であることを考慮すると、一般社会では解雇にならないはずである。このような事例を理由として相撲をやめさせるには、特別な理由が必要なはずだが、「日本文化」と、なんだかの一つ覚えみたいにギャ~ギャ~わめいているだけで、説得力のある理由付けはない。「日本文化」ならば、酒の席では寛大なはず(げろ吐いてシカトや左遷されましたか?)なのに、そのようなことをしないということは、財団法人日本相撲協会は、反日組織ということだろうか?

横綱の問題行動と騒がれているものでも、意外と他愛のないことだったりするのが現実ではないのか?言葉遣いの悪さは、周りの人間の言葉遣いが悪いのが原因だろう。にらみ合いなどは、その都度適切に教えたり処分をすればよかっただろう。巡業休場届を出してサッカーをした件でも、朝青龍関の言い分は十分ありうるのに(「どうしても」と頼まれたと聞く。それこそ「横綱の地位」だろう)、朝青龍関の言い分を聞いた形跡もなく、また巡業参加を言明したにもかかわらず、出場停止という、およそ的外れに重い処分を科した相撲協会が批判されるべきだったろう。

一連の流れを振り返ると、「『外国人力士の活躍を嫌う日本相撲協会の圧力があった』」、「『朝青龍は強すぎるので引退に追い込まれた」』(以上、上記YOMIURI ONLINE)という説のほうがむしろ本当のところかもしれない。皆さんも見覚えがあるでしょう、「日本人力士の活躍を期待する」という類の発言・文章を。こんなの単なる差別で、いい相撲であれば誰でもいいのではないか?

なお、付言を2つ。

第1に、日刊スポーツあたりで、朝青龍関がゴルフのスコアをごまかしたりなど、悪事の限りを尽くしているといった、担当記者の文章が載っている。しかし、国技場や巡業の場でしか見ない(大多数はテレビだけか)、大多数の相撲ファンにとって、何の関係もなく、結局単なる悪口に過ぎないので、書いた記者は人間失格である。

第2に、朝青龍関がつけあがったとすれば、一番悪いのは他の力士である。他の力士が弱すぎるので、朝青龍関も油断したのではないか?