大事なのは、いのちを守る日本を誇示することでも、日本人のほこりを持つことでもない。被災者の救援のはずである。
YOMIURI ONLINE「ハイチＰＫＯ、陸自第１陣が出発」（2010年2月6日20時34分 読売新聞。取得日2010年2月8日。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100206-OYT1T00834.htm）
によると、「鳩山首相は『“命を守る国日本、まさにここにあり”ということを世界に示してもらいたい』と訓示し」、「山本隊長（雅治・１等陸佐のこと。清高補足）は羽田空港で報道陣に、『自衛隊の代表として、日本人の誇りと誠意を持って復興支援に全力で務めたい』と意気込みを語った」という。
こんな態度で被災地に行っても、被災者無視の独善に終始し、大して役に立たないんじゃないの？救援は、被災者のためにあることを肝に銘じるべきである。
ただ、これが「軍隊」なんだよな。軍隊を統率するには、何らかのマインド・コントロールが必要と思われ（そうでないと、命令に逆らう人が出てきて、バラバラになりかねない）、その成果なんだよな、山本隊長の発言って。一般社会においては、なるべく参考にすべきではないよね。
