昨日、NHKのラジオニュース(2月14日午前8時だったと思う)を聴いたところ、バンクーバーで、オリンピック反対のグループのうち7名が窓ガラスを割って逮捕されたそうだが(参照。YOMIURI ONLINE「五輪反対グループが窓割るなど騒ぐ…7人逮捕」(2010年2月14日18時40分 読売新聞。取得日2010年2月15日。http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2010/news/topic/news/20100214-OYT1T00667.htm)
、そのときNHKラジオでは、反対する人は「ごく少数」であると言った。
事実なのだろう。
しかし、やっていることは問題(というか、ダメ)でも、それなりに理由はあろう。NHKのラジオニュースでは、オリンピックやるなら貧困を救うためにお金を使えよ!と言っていたが、その他にも理由はあろう(参照。ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「バンクーバーで反五輪デモ隊が暴徒化」(2010年 2月 15日 8:55 JST 。取得日同じ。http://jp.wsj.com/World/node_32665)
。それによると、「オリンピックは人権擁護から環境保護にわたるあらゆる観点からの抗議活動の的になっている」とのこと)。
NHKは、多くの時間をオリンピック中継に費やしているからか、オリンピック反対の声を伝えるつもりがなさそうだ。
しかし、それでは、われわれが考えるきっかけを失ってしまう。
オリンピック中継だけに傾注しないで、なぜ反対するのかを、もっと突っ込むべきだったろう(ラジオニュースでも「ごく少数」という言い方ではなく、もっと工夫できただろう)。