YOMIURI ONLINE「気の緩み?閣僚遅刻、『言語道断』与党も批判」(2010年3月3日22時58分 読売新聞。取得日2010年3月4日。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100303-OYT1T01049.htm)
によると、「2010年度予算案の審議が始まった3日の参院予算委員会に閣僚3人が遅刻し、開会が15分も遅れる異例の事態となった」とのこと。
一般論として、遅刻は論外。何を言われても仕方がない。
ただ、上記YOMIURI ONLINEによると、「質疑の前に菅財務相が提案理由説明を行うため、開会は通常より10分早い8時50分に設定されたが、仙谷、原口両氏の日程表は『午前9時』となっていた」とのことで、もし本当なら「『事務的なミス』」で、大臣に対してだけ罵倒するのはいかがなものか。
しかし、YOMIURI ONLINEもいかがなものか。以下、読み進めると、「鳩山首相も記者団に『緊張感が足りないと、私も思う』と語った。ところが、すぐに、『むしろ役人の中で緊張感が足りないのがいる』と官僚批判に転じ、全省庁の官房長を急きょ首相官邸に招集、平野長官に連絡の徹底を指示させた」とあり、「ところが、すぐに」の部分がとりわけ、大臣をさしおいての官僚批判が悪いかのように読める。連絡ミスが絡んでいるので「連絡の徹底」は当然のこと。鳩山由紀夫内閣総理大臣、ならびに国務大臣を悪いかのように書いてはいけない(事実に反するから)。
何度でも書く。もちろん遅刻は絶対にダメ。しかし、あまり度がすぎると、どこかの中学校が校門を閉めて人を死なせてしまったという事件にもなってしまう。