少々遅くなったが、元横綱朝青龍が、出身地であるモンゴルへ帰国して、記者会見したが、「日本人記者の質問は『今日はモンゴルなので、断ります』と、受け付けなかった』という(YOMIURI ONLINE「元横綱朝青龍『ルール厳格、気に入らないことも』」(取得日2010年3月13日。http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20100311-OYT1T00767.htm)
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映像で記者会見の大体はわかるので影響はないが、日本のメディアは、取材対象に断られたことを反省すべきである。
メジャーリーガーのイチローさん、元メジャーリーガーの伊良部秀輝さんは、めったに日本のメディアの質問に答えなかった反面、現地メディアの質問に答えるのを見たことがある。
具体的にどうと言うことは出来ないが(映像を保存しているわけではないので)、日本のメディアというのは、選手に信頼されていないのではないか?
元朝青龍だって、散々悪口を書かれたら(例えば、日刊スポーツにおいて、ゴルフのスコアをごまかしたことが載っていた。本当だとしたらよくないが、相撲を見るファンにとってはどうでもいい話であり、ここぞとばかりに池に落ちた犬を叩く、醜い記事にすぎない)、モンゴルでなくても答える気はしないだろう。
イチローさんや伊良部さんがなぜ日本のメディアに無愛想だったのかはわからないが(私の勘違いかもしれない)、日本でプロ野球と言えば読売ジャイアンツで、オリックスやロッテなど無きが如しなのが、メジャーに行くと手のひらを返すように取材攻勢。こんな不公平なメディアの取材なんか受けないよな。
選手にも問題はあるのかもしれないが、私の知る限り、日本のスポーツマスメディアの態度の悪さのほうが鼻につく。元朝青龍の悪口などやめて、真摯に反省すべきだ。
なお、「元朝青龍関の会見要旨」は47NEWSから(http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000734.html)
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若干検討すると、「気に入らない要求」、「一部に私を辞めさせようとした人もいた」(報道の限りでも私は本当だと思っている)の部分は、相撲関係者の真摯な反省が必要である。一方、「自分の思い通りにやりたいこともあった」、「(一般人への)暴行は一切していない」は元朝青龍の問題。きちんと主張すべき。