清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

フェニックス bjリーグで 初優勝

bjリーグ日本プロバスケットボールリーグ)2009-2010シーズンのファイナル4が、東京都の有明コロシアムで、5月22日と23日に行われ、浜松東三河フェニックスが優勝した。MVPは、大口真洋選手。浜松東三河フェニックスの関係者、ならびに、ブースターの皆さん、おめでとうございます。今シーズンのファイナル4は、すべてBSフジ(GAORAでもやっているが)で観た(昨年は、ジェフ・ニュートン選手(琉球ゴールデンキングス)が50点を取った試合を観ていない)ので、ざっと感想を書いてみたい。

まず22日。ウェスタン・カンファレンス・ファイナルは大阪エヴェッサvs琉球琉球のスターティングメンバーに、ジョージ・リーチ選手がいなかった。これでは高さが出せないので疑問に思ったが、怪我をしていたようだ。今年の琉球は怪我に呪われた感じ。スコアは省くが、大阪の完勝。

イースタン・カンファレンス・ファイナルは、浜松東三河vs新潟アルビレックスBB。これは結構面白かった。ハーフでは新潟がリードしていたからだ。セミファイナルの仙台89ERS戦でもうまくディフェンスしていたが(第2戦、ならびに決定戦を生で観戦したが、どちらも仙台がインサイドを攻めあぐねた印象を受けた)、イースタン・カンファランス・ファイナルの時もそのときの勢いを持続させた感じ。後半で、浜松東三河の選手が、3ポイントラインの外からシュート動作でファールをもらいながら、1本も入らなかったりと、決して浜松も調子がいいようには思えなかった。しかし、この日は大口真洋選手が絶好調。3ポイントシュートが14分の10。計35得点。点数としては昨シーズンのジェフ・ニュートン選手には劣るが、流れを決めたという点では素晴らしい働きである。それにしても、ファイナル4で100点ゲームとは。新潟も健闘したが、シーズン負け越し(25勝27敗)ではやはり無理か。

続いて23日。3位決定戦は琉球vs新潟。印象に残ったのは、山城吉超(よしき)選手。申し訳ないが、実力は疑問視していた。しかし、桶谷大ヘッドコーチは、前半の早い段階で山城選手を投入。狙いがわからなかったが、ディフェンス(外国人選手に対しての時間もあった)と、スクリーンなどで他の選手を生かす役割を担っていた。山城選手を見直した次第。ところで、私はBSフジで見ていて毎年(bjリーグファイナル放送歴4年)思うのだが、午後3時になると競馬中継で途中で打ち切りになるのは何とかならないものだろうか?メインレースの出走時間は午後約3時30分のはずで、bjリーグ優先でも問題ないはずだが。結果は琉球勝利。2日間通してそうだが、新潟は日本人選手が目立たなかったように感じた(齋藤崇人選手がポイントガード、小松秀平選手がシューティングガード(たぶん)の時がいちばん印象に残った)

そして午後4時30分からファイナルの中継(私用があり録画で見た)。第1Qは大阪が16-14でリード。両チームとも、ポイントガードに苦労しているという印象を受けた。浜松のスタメンポイントガード太田和利選手。富山グラウジーズ時代にポイントガードだったことあったっけ?一方大阪、ナイル・マーリー選手の代わりは、元仙台のライアン・ブラックウェル選手。仙台時代にこんなことあったっけ(印象論で申し訳ないが、日下光選手と松田大地(まつただいち)選手(高松ファイブアローズへ移籍)がポイントガードをやっている印象しかない)?あとは喜多誠選手がときどき出ていたぐらい。昨年のウェスタン・カンファレンス・ファイナルでは、ナイル・マーリー選手の退場も敗因の一つとされ、ポイントガード問題を抱えていた大阪、今年も克服できなかった模様。もっとも、MVPの大口選手も、私の中ではシューティングガードなんだけど(OSG時代から見ているが、ポイントガードをする大口選手は初めて見た。昨年4月に浜松東三河戦を観ているが、このときもポイントガードではなかったと記憶(高松に移籍したマイケル・ガーデナー選手のはず))。

第2Qまでで浜松36-27大阪。大勝負らしく点が入らない状態。ただ、大阪は2-3のゾーンディフェンスが破られるわ、オフェンスリバウンドを4本連続して浜松に取られるわ、フリースローは58.8%(2Qまで)だわ、仲西淳選手とナイル・マーリー選手が連続でレイアップを外すわと、王者経験チームらしくないミスが続出。点差以上に心配な出来。

BSフジの中継では、ハーフタイムに、世界選手権において日本代表に久々の勝利をもたらし、来シーズンに新規参入する島根スサノオマジックのヘッドコーチ、ジェリコ・パブリセヴィッチさんのインタビューがあった。ヘッドコーチだけで勝てるわけではないが、来期の注目は島根。ヘッドコーチ、スタッフ、ともに我慢して、5年くらいはパブリセヴィッチさんがヘッドコーチであるべきだ。とにかく、来季もbjリーグから目が離せない。

後半も大阪のミスが多く、結局シーズンの実力どおり(このカードでは浜松2勝、全体でも連敗なし、41勝11敗)、浜松の圧勝(84-57大阪。ただ、圧勝=つまらないというわけではない。大阪がいい時間もあった)。

それでも、中村和雄ヘッドコーチは苦労したらしく、個人プレーに走るアメリカ人をコントロールするのに苦労したとか。仙台の浜口炎ヘッドコーチからは、聞いたことのない話。中村さんと外国人選手との格闘が報われた形の優勝でもあった。

*なお、詳しくは、bjリーグ公式サイトで。http://www.bj-league.com
**また、BSフジで、5月30日午後4時30分から再放送があります。

(2010年5月26日一部修正)