asahi.com「27年ぶり所得税収13兆円割れ 09年度 不況響く」（2010年6月1日23時23分。2010年6月3日アクセス。http://www.asahi.com/business/update/0601/TKY201006010530.html）
によると、「2009年度の国の所得税収が1982年度以来、27年ぶりに13兆円を割りこむことが確実になった」という。
詳細は上記asahi.comで。当然不況が原因だろうが、私が注目したのは、19「99年度の定率減税など、景気対策としての減税も何度も導入されたため、減収傾向が続いた」のところ。
そう。一般論として、減税すれば、税収は減るものなのである。ブライアン・カプラン『選挙の経済学』（日経BP社。2009）でも言われていることである。
財政赤字が問題となっている現在、増税も警戒すべきである（特に、どこを増税するかに）。しかし、もっと警戒すべきは、減税である。
