辻本清美・衆議院議員が、社会民主党を離党した(YOMIURI ONLINE「辻元衆院議員が離党を表明、『新たな挑戦に進みたい』」(2010年7月27日 読売新聞。同日アクセス。http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100727-OYO1T00751.htm)
参照)。
ま、人がどの政党に所属しようと自由なのだが、自由民主党系のような選挙目当て(最終的には自由民主党に戻る?)とは少々違う(最終的に社会民主党には戻らない。たぶん消滅?)ので、検討してみるか。
「『無所属議員』」(以下も、カギカッコ内は、上記YOMIURI ONLINEより引用)となるようだが、所詮数にはかなわない。社会党系がいる民主党入党を模索しているんじゃないか(ゲンダイネット「社民 辻元清美 なぜ今ごろ離党なのか」(2010年7月27日 掲載。同日アクセス。http://gendai.net/articles/view/syakai/125445)
参照)?
「『今の日本の政治状況を見て政権交代を逆戻りさせてはならない。野党で批判の急先鋒(せんぽう)に立ってきたが、それだけで日本を変えることはできない』」→前半部分は正しい。所詮政治など階級の利益のせめぎあいだと思っている私としては、自由民主党政権下で涙を呑んだ有権者のためにも、当分の間は民主党政権でなければならないと考える。後半は間違い。たしかに、社会党的な何でも反対はダメだろうが、批判する人もいないと有権者は判断できないので。最後に、自分で「『急先鋒』」と言ったとすれば、おこがましいな。
「社民党の政権離脱については、『やむを得なかった。政治の場で筋を通す意義を大切に思う』としたが、『政権の外に出ると、あらゆる政策実現が遠のくことも心配だった』とも述べた」について。沖縄の県民政党じゃないんだから、後者を重視すべきだったのでは?
「参院選での社民党の得票減について『政権とかかわりながら現実的に実現する道を探るべきだという有権者の批判もあった』と評価した」について。単に選択肢が増えただけのように思うけど(新政党ができれば、得票が流れても仕方がないと思う)。「得票減」の中でも、沖縄の比例選はは好調だったんだよなぁ(清高のニュース感想戦+雑文「沖縄県 自民と社民が No.1 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50869662.html)
参照)。社会民主党は、いっそ、沖縄党として再出発してみるか。
「辻元氏は国土交通副大臣歴任を通じ、『理念と現実を往復しながら、物事を具体的に動かすのが政治だということも確認できた』と言明。『現実との格闘から逃げずに仕事を具体的に前に進めていきたいとの思いが強くなってきた』と述べた」について。なんだかんだ言って権力が欲しいだけのようだ。権力が欲しいことを評価すべきなのか、理念がないことをけなすべきなのかは、結構難しい。