清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

現状を 認識できぬ 菅直人

菅直人内閣総理大臣が、昨日、臨時国会開幕について、記者会見した(47NEWS「菅首相の記者会見要旨」(2010/07/30 19:52。2010年7月31日アクセス。 http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010073001000912.html
参照)。

この中で気になったのは、議員定数について。47NEWSによると「国会議員が自ら身を切ることが必要だ。衆院定数80、参院定数40を削減する方針」だという。

「身を切る」のは勝手だが、どこに人員削減の根拠があるのか?アメリカという例外にならって定数を削減し、その結果、一般国民が政治に直接携わる機会を奪わないで欲しい。

それとは別のことだが、衆議院の定数は、比例代表を80人減らすと聞く(民主党の主張)。集約を強化するという意味では意味があるが、こんなことをしても、参議院ではある程度民意が反映されるので、ねじれを生みやすく、ムダである。

菅さんが提言すべきは、一院制憲法を改正すること。強引に法案を通せない現在は、ひそかにチャンスなのではないか?民主党の主張である小選挙区制など封印し、比例代表を中心として、民意を可能な限り反映した議会制度構築を訴えるべきである。もしそれで政治が安定しないのなら、首相公選制を唱えればよい。

参院選の結果は厳しいものだった。唐突と受け止められた私の消費税発言が大きく影響したものと思って反省している」(上記47NEWS)との発言もそうだが、菅さんは、現状認識が大変下手なようだ(選挙の敗因は、不公平な選挙制度と、有力政党ができたこと)。このままでは、日本を任せるのに心配だ。

*タイトル敬称略