清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

競争は そんなに有力 だったっけ?

MSN産経ニュース「『競争ない教育は人間の本質を無視』…ノーベル賞の根岸さん、文科相と対談」(2010年11月1日アクセス。http://sankei.jp.msn.com/science/science/101101/scn1011011517005-n1.htm
によると、「ノーベル化学賞に決定した根岸英一米パデュー大特別教授が1日、文部科学省を訪れ、高木義明文科相らと対談した」が、そこで、「根岸さんは『若者は競争が好きだと思う。最近、教育から競争を取り除く傾向があるがそれは人間の本質を無視したもので、正しい競争を促進するような方向にもっていった方がいい』と答えた」という。

正直、聞いたことがない説だなぁ。「『若者は競争が好き』」というのは、個人的経験か、ただのステレオタイプだろう。

おそらく言えるのは、「好きこそ物の上手なれ」が正しいということである(最近の、ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』(講談社、2010)の主旨もそうだし、似たような本を読んだことがある)。競争の有無の問題ではないのでは?

読み進めると、「さらに、『教育・研究は日本の土台の一つ。特に研究は資本だ。今は予算をカットする方向で動いているようだがより良く、多く、正しく投下することで日本の活力を生み出す形にもっていく必要がある』と、政府の研究開発政策に対して注文をつけた」という。教育・研究に多額の予算を使うべきだとは思うが、財政赤字が深刻ならば、「『予算をカット』」自体は仕方あるまい。

何かで聞いたが、ノーベル賞受賞者の教育論は参考にならないとか。根岸さんのはそうでなければいいが。