清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

新年から アホバカ記事だ 読売が

あけましておめでとうございます。今年も、『清高のニュース感想戦+雑文』、よろしくお願いいたします。ただし、清高都合により、更新の頻度が落ちることはご了承ください。

今日は、普段読んでいる読売新聞に、最近踏み込みのないダメ記事が多かったので、「アホバカ記事」として検討する。

1.読売新聞2011年1月5日朝刊13判22面(仙台では。以下略)吉見光次「逆境乗り越え金星奪取狙う」

「推定2億円を越す赤字を抱え、思わぬ経営危機が表面化した(レラカムイ。清高補足)北海道」。お気の毒様です。しかし、

「2007年の創設以来、ホームの観客動員で常にリーグのトップを走ってきた人気チーム」ならば、「メーンスポンサー不在のまま運営してきた限界」が原因なのはおかしい。「人気チーム」ならば、メーンスポンサーがついて当たり前。ないということは、ビジネスとして魅力がないのである。新規参入チームの数が、圧倒的に日本プロバスケットボールリーグbjリーグ)のほうが多いことからも推測できよう(2部を経なければならないのがJBLの弱点)。

「『給料カットなどのうわさもあるが、チームから明確な説明はない』と日本代表の桜井(敬称略。清高注)が語る」が、そもそも給料が妥当なのかが疑問。以前、折茂武彦選手の年俸が4千万円だったという記事を見たことがある。その一方で、bjリーグの外国人の年俸が1千万から2千万であるというのを聞いたことがある(未確認)。世界に通用していない日本のバスケットボーラーが、4千万円ももらってよかったのだろうか?つまり、日本バスケットボールリーグJBL)の選手の年俸は、適正価格(具体的には、アメリカの基準)からしてかなり高いのではないか(もっとも、高い年俸で引き止めることの必要性は否定しないし、また、年俸が安い=レベルが低いとも言えなくもない(実際はどうか))?

チームやリーグに魅力がなく、お粗末な経営をしているのではないか、という疑いすらもてない吉見記者は、やはりヨイショ光次さんなのだった。

なお付言。オールジャパンも改善の必要があるかもしれない。NBAだって、正月に興行しますよ。もっとも、今年正月3が日に興行した、ライジング福岡(vs大分ヒートでビルズ)と琉球ゴールデンキングス(vs京都ハンナリーズ)が成功したかは調べていません。

2.読売新聞2011年1月6日朝刊12版10面『気流』「『就職難』本当に仕事ないの?」(78歳の機械修理業)

「たった1人の後継者を得るのに悪戦苦闘している」とし、条件は「毎年600万~700万円の現金収入が確実に入る」のだが、「求人広告を出しても、仕事を引き継いでくれる人は見つからない」とか。「仕事は朝早く始まり、夜は遅い」などのデメリットもあるようだ。このような「『求人難』」の状況から「日本は少なくとも『絶対的な仕事なし』の社会ではない」とし、「職を求めている人の一部には、その姿勢に、根本的な甘さが潜んでいる」としている。

「『絶対的な仕事なし』の社会ではない」は当たっているかもしれないが、「職を求めている人の一部には、その姿勢に、根本的な甘さが潜んでいる」のではなくて、この機械修理業さん「の姿勢に、根本的な甘さが潜んでいる」のだ。

広告の出し方、条件、本当に求職者にとって魅力なのか?求職者だって経済的な取引をしているのだ。条件が悪いと思ったら、求人に応じはしない。この結論が受け入れられないのならば、資本主義社会で生きていくことはできない。そういえば、主筆ナベツネさん、昔共産党員だったよなぁ。だから経済を知らない投書を載せてしまったのか?

3.読売新聞2010年1月6日朝刊12版22面 長谷川真理『朗働のススメ』(38)「若者よ、海外に出よう」

文部科学省によると、2008年に海外留学した日本人は前年比11%減の約6.7万人で、過去最大の減少幅を記録している」だの、「企業でも、海外赴任に対する若手社員の意欲が薄れている」だの,「内向き志向」を批判する内容。

しかし、それだけ日本に魅力があるということで、いいのではないか?

どこでも働くという人も過去最大という調査もあったはずだが。

留学で言えば、客観的に外国の大学はいい大学だ。しかし、学生が魅力がないと思っているのだから、しょうがないんじゃないの?

一般論だとしたら、日本語で書かないで、英語で書いてみろよ。アメリカの学生に「日本に留学しろ!」と書いてみろよ。書けまい。だからこの主張、妥当性が疑問なのである。