第3次菅直人内閣の顔ぶれが発表された。
サプライズはやはり与謝野馨さん。『民主党が日本経済を破壊する』(文春新書、2010)なんて本を書いてたんじゃなかったかなぁ?
それを自分の政権に引き入れた菅さん、「おぬし、なかなかやるよのぉ」と言いたい。
今後の政界で注目すべき点は、野党の動きである。
現在では、速やかに解散・総選挙をすることを求めているようだ。
やればたぶん野党、それも自由民主党が勝利するのだろう。
しかし、直近3回の選挙、自由民主党が威張れる要素は何もない(議席で負けたり、得票で勝てなかったり)。
しかし、政権奪取が野党の仕事。民主党支持の民意も考慮に入れて、たとえて言えば、饅頭の餡を目指すべきである。すなわち、表面上は民主党の見解を取り入れているつもりで、実際は、自由民主党の主張を入れたようにすることを目指すべきである。
現在の政治状況が続く限り、次の選挙は、2013年7月の、衆参同日選挙である(菅直人内閣には、解散の動機付けがない(なお、憲法第7条参照))。それまでにも政治が動くように、野党のチェックが求められる政治状況となろう。