清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

岡村さん あすの会から 退くよ

全国犯罪被害者の会あすの会)の会長さんが退任するという。岡村さん、お疲れ様でした。

岡村さんが会長のときに、被害者参加制度や、凶悪事件の公訴時効の撤廃を実現したのだから、日本社会に多大な貢献をしたといえよう。

読売新聞2011年1月13日朝刊13版34面(仙台では)によると、、「心残りは、被害者への経済的支援の乏しさだという」。今後の課題のようだ。

別の記事だが、有識者会議においては、「刑事裁判の被害者参加制度利用者の交通費公費負担」や、「被害者がカウンセリングを受けた場合、費用を公費負担する制度や、犯罪被害者被害者給付金制度の拡充など」が検討されているとか。財政状況は厳しいが、実現を祈りたい。

ただ、「経済的支援の乏しさ」の主張の場合、加害者はあれだけもらっている、という比較は、参考にはなっても、我々の社会にためにはならない。加害者が更生しないと、新たな被害者が生まれる可能性が高いからである。

あすの会の課題としては、さらなる発展、ならびに、より深い理解を得るために、主張が合わない被害者会員を排除する傾向をなくすことだろう(死刑や被害者参加制度に反対する被害者に退会勧告をしたと聞く)。

岡村さんは、「理不尽な殺人には死刑を科すべきだという思いも、個人的に訴えていきたいという」。人命は尊重されなければならない。ゆえに死刑を廃止すべきであるという理屈を越えられるような緻密な理論が求められる。