今日は木曜日。『週刊新潮』の発売日。
2011年2月3日号の広告が、読売新聞2011年1月27日朝刊13版4面に載っているが、見出しの一つを見ると、「ゆとりをもう一度!同性愛者の権利を!売国と自虐で喝采!正気を疑う『日教組』亡国の教研集会」とある。
「ゆとりをもう一度!」だの、「売国と自虐」だのは、百歩譲って「亡国」だとしても、「同性愛者の権利」を「亡国」というのは、ちょっと違うんじゃないか?
同性愛者の権利を認めたら、社会にどんな不都合が起こるのだろうか?お互いを知り、穏やかに暮らすことは、むしろ日本社会にとってよいことだろう。権利を認めないという頑なな姿勢で何らかの騒動が起こるほうが「亡国」だと思うが。
それにしても、日本教職員組合叩きも意味がない。もしその説が正しければ、今の教育はすばらしいはずである。お調べになればわかるが、以前は組織率8割、現在は3割を切っているのだから。現在の教育が悪いのならば、日教組叩きこそが「亡国」である。