清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

知事までも 使って工作 読売が

共産党員が主筆の読売新聞、なりふり構わず民主党政権転覆(選挙が現実的でない現在では、国家転覆に等しい)を画策しているが、今度は福島県知事まで使っている。

紹介する記事は、YOMIURI ONLINE「国と東電に裏切られた気持ち、憤りも…福島知事」(2011年4月8日10時16分 読売新聞。以下、「国と東電」。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110408-OYT1T00260.htm


以下は引用しつつの検討(カギカッコ内は、断りのない限り、「国と東電」からの引用。

「国と東京電力は我々に対して原子力発電は多重防護、だから安全だ、耐震安全性も確保していると言い続けてきた。率直に言って裏切られた気持ちだ」って? 後で「科学的根拠に基づいた適切な対応を望む」とも言っているが、自分なりに勉強して、国や東京電力のしゅちょうにつき「科学的根拠に基づいた適切な対応」をしたのだろうか? ところで、佐藤雄平知事、YOMIURI ONLINE「福島知事選、現職・佐藤雄平氏が再選」(2010年10月31日22時29分 読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101031-OYT1T00515.htm
によると、「県内発電所でのプルサーマル発電の中止などを訴えた」、「共産党県常任委員の佐藤克朗氏」に勝って当選したが、「民主、自民」などの推薦を受けたという。私の調べた限り、政治生命を賭けて原子力発電に反対した形跡はなかった。自分で判断もしないで、不都合が起こったら人のせいにするのは問題じゃないか? 知事こそが福島県民に謝罪すべきである。

「東電は『想定外』という言葉を使ったが、原子力政策は『想定外』のことを想定しないと対策はできない。あの言葉にはちょっと憤りを感じる」と言っているが、「『想定外』」のことはだれも想定しないものじゃないの? 私に言わせれば、原子力発電所があれば事故が起こる、ただそれだけの話である。佐藤知事だって、想定もしないで無邪気に原子力発電を支持したんじゃないの?

佐藤知事の発言を全否定したいわけではない。「雨が降ってきたというだけじゃなく、傘を差せ、カッパを着ろという対応策も一緒に指示してもらいたい。例えば、避難の時は地元に連絡なく避難の指示があり」までは同意する(ただ、簡単かは、政府の立場を理解していないので、わからない)。しかし、「屋内退避については、その後に自主避難という非常に困惑する政府の対応だった」(結論は同意する)だとか、「農産物については、福島県(全体)という冠で農産物の出荷停止をしている実態を見ると、適切な対応だとは思えない」(結論はいいが、細かく区切ってわかるのか? 都道府県単位は不適当でも、それなりの理由はあったんじゃないの?)だとかは、無茶言うなよ!と思ってしまった。それでは、適切な対応につき、法的にどんな根拠があるのかを示してほしい(結果的に不適切としても、政府の対応は法に則ったものととりあえず推定してよい。法による行政は大原則だからである。政府批判は結構だが、法的にどうかの解説は欲しい)。

原子力政策の見直しを含めたエネルギー政策を国は考えて行かなきゃならないということを提言していこうと思っている」のはよいが、まずは知事が県民に謝罪すべきだろう。原子力発電に反対しなかった(ような)のだから。

民主党政権に対する非難のつもりが、福島県知事の問題を浮き上がらせた記事になってしまった。政権転覆のつもりが、とんでもない方向の記事になってしまいましたな。

*ウェブサイトは2011年4月9日アクセス。