清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

これならば 多少は批判に なっている

グーグルニュース(http://news.google.co.jp)
を見ると、ウォールストリートジャーナル日本版「菅首相の官僚外しと原発危機対策」(2011年 4月 10日 14:02 同日アクセス。http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_219448
にアクセスできた。これならばまだわかる批判なので、以下、取り上げる(カギカッコ内は「菅首相の官僚外しと原発危機対策」から引用)。

「災害基本法に基づいて設置された災害対策本部があるにもかかわらず」というのは有効な批判である。法による行政という原則から、正当な内容である。「政治が従来の手順や段取りにこだわらず判断することで一定の効果があった」としてもいいとは言えない。結果が良ければ恣意でいいわけではない。

ただ、菅直人内閣総理大臣は、すべてを恣意にゆだねたのではなく、「99年に制定された原子力災害対策特別措置法は、首相を本部長とする原子力災害対策本部の設置を定めている。菅首相は、この法律に従って同本部を設置した」のだそうだ。

それにしても、菅直人内閣総理大臣の官僚不信は深刻だ。「菅首相の官僚外しと原発危機対策」によると、「菅氏は、1980年に政界入りし、長く野党に身を置いた。96年には厚相として、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に汚染された血液製剤の流通に 関わる隠ぺい工作を暴き、官僚と企業幹部に責任をとらせた。菅氏には、福島原発事故もまた、大企業と官僚の癒着を物語るものと映った」、「菅首相は、一部始終を伝えてくれないから官僚は信用できないと改めて不満を漏らし」、とある。法律に基づかない指示があるのは問題だが、それだけでなく、日ごろから菅さんの、ひいては国民の信頼を得ようとしなかった官僚も問題で、猛省を促したい。

最後に、「日本大学政治学者、岩井奉信氏は、『民主党は危機管理のノウハウが弱い』、『素人だったことがマイナスになっている』」と言っているが、これはとんちんかん。それでは、政治家って、みんな「『素人』」でないとでも? また、政権は絶対に変えるな!とでも? 日本が民主主義国であることすら軽視する政治学者にはご退場願おう。