清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

菅政権 過半数のね 支持がない

当然のことだが、現在の菅直人政権には、過半数の支持がないという話から。

総務省のサイト「平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙最高裁判所裁判官国民審査結果調」(http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin45/
から、3.開票結果の、(4) 届出政党等別得票数(小選挙区)から、得票率を見てみると、

民主党47.43%、国民新党1.04%、合計48.47%。鳩山由紀夫政権発足当初は、社会民主党が連立政権に参加しているが、得票率は1.95%。それを合わせると、50.42%。かろうじて過半数を超える。

次に、(5) 党派別得票数(比例)を見てみると、驚くなかれ、なぜか民主党がない。国民新党1.73%、社会民主党4.27%。民主党の得票率を推定すると、42.96%となる(得票率100.00%から推定)

もちろん、民主党国民新党=44.69%。それに社会民主党の得票率を合わせると48.96%となり、過半数には及ばない。

世論調査はいちいち調べていないし、それに基づいて投票していないので無視するが、民主党等連立政権は、国民の過半数の支持を得ていない(議席過半数だが)、と判断して差し支えない。

これは、今回のような緊急時に政府が信用されないことの一因となろう。仮に政府の情報がすべて正しいとしても、受け取る国民の過半数が投票行動において政府を信任していないのだから。

このような状況は由々しきことである。落ち着いたら、比例代表中心の議会の選挙制度や、2回投票制(例えば、1回目に過半数に達した候補者がいない場合は、上位2名の決選投票)を採用した首相公選制といった制度の採用を検討すべきである。

本題と関係ないが、東京都知事選において、石原慎太郎さんは、過半数の得票が得られなかった。今後マスメディアなどの論調がどのように変化するか、注目しても面白い。厳しい批判にさらされると予想するが、批判のトーンがあまりなかったら、仕事ぶりがよいか、石原さんからのプレッシャーが強いか、などの理由を考えても面白い。