清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

やめろと言う 人は人として どうだろう

復興のめどが立っていないのに(それは仕方のない側面があるのに)、菅直人内閣総理大臣をやめさせようとする人、発言する人は、いかがなものか、という話。
 
asahi.com「首相居座り『亡国の危機』『人としてどうか』 岩手知事」(2011年6月20日13時24分。http://www.asahi.com/politics/update/0620/TKY201106200206.html
によると、「岩手県達増拓也知事は20日の記者会見で、辞任表明した菅直人首相が辞任の時期を明確にしないことについて「そういうことが国の最高中枢でいつまでも認められるようでは政治、国、日本に対する信頼が低下する。亡国の危機に今の日本は直面している」と厳しく批判した」という。
 
②同じくasahi.com「「居座り」、若者にも悪影響=首相に早期退陣迫る―経団連会長」(2011年6月20日18時6分。http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201106200087.html
によると、「経団連米倉弘昌会長は20日、退陣を表明しながら時期を明言せず、「居座り」を図っている印象が強い菅直人首相の姿勢について、「自分の言ったことをきちんと実行しないと、若い人たちの教育上も具合が悪い」と述べた」という。
 
どちらもホンネは、(俺が支持しているわけじゃないんだから、とっとと引っ込め!)という、単なるエゴイズムである。①の知事は、「首相への不信任決議案を主導した小沢一郎民主党代表と近い」し、②の「経団連」は自由民主党を支持する団体ですからね。
 
どちらにしても、辞任表明したのに辞めないことに怒っているようだが、asahi.com「首相発言要旨―民主代議士会」(2011年6月2日12時46分。http://www.asahi.com/politics/update/0602/TKY201106020250.html
によると、「震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代に責任を引き継いでもらいたい。一定のメドがつくまで責任を果たさせてもらいたい」という発言を辞任表明ととらえているようだ。しかし、この時から退任時期を明示していないし(また、できるわけがない)、「復旧・復興もこれから本格化する。全身全霊をあげて最大限の努力をする」(asahi.com③)とも言っているわけで、これを辞任表明ととらえる人の国語の偏差値は20もないだろう(読めていない、ということ。つまり、バカ、ということ)。
 
なお、②の米倉発言「『政治の実行力や判断力、全て物足りない』」は、議席構成を見てからものを言え!というだけでよい。
 
当ブログの結論としては、達増拓也岩手県知事と、経団連米倉弘昌会長は、「人としてどうか」、ということである。