まずは47NEWS「仙谷氏、首相人事を批判 「立ちくらみがした」」(2011/06/30 11:43 【共同通信】。http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011063001000333.html)
をご覧ください。「民主党の仙谷由人代表代行が27日の党役員会で、菅直人首相が自民党の浜田和幸参院議員を引き抜き総務政務官に起用した人事を「立ちくらみがした」と批判していた」という。
一方、YOMIURI ONLINE「浜田氏引き抜きは究極の1票のため…亀井氏解説」(2011年6月29日20時40分 読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110629-OYT1T00932.htm)
も併せてご覧ください。
参議院HP「会派別所属議員数一覧」(2011年6月30日アクセス。http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/177/giinsu.htm)
で、亀井発言を確認したが、亀井発言はおおむね妥当である。ただ、共産党と社会民主党、賛成するかなぁ?
読売新聞2011年6月30日朝刊13版4面で補足すると、亀井静香・国民新党代表は、以下のようにも言っている。
「(政治は)数の世界だ」 「民主党の連中は政権運営の経験が浅いから、子どもみたいなたわごとを言っている」
参議院で過半数を取らなければ法案が通らないのだから、亀井静香説は極めて妥当で、「民主党の連中は(中略)子どもみたい」(読売新聞朝刊より)との評価はやむを得ない。
ただ、もっと幼い雑誌があった。『週刊新潮』である。
読売新聞2011年6月30日朝刊13版8面にある広告によると、「『民主党』の未熟を津々浦々に知らしめよ」とある。
しかし、民主党は連合という労働組合が支持母体。自由民主党は、日本経団連(や所属企業)が多額の献金をしている(た)。資本VS労働というのは、民主主義の基本形であろう。なんといっても、食っていけることが大切なのだから。イギリスだって保守VS労働、アメリカだって共和VS民主、私は、資本VS労働がない国を知らない(あればコメントしていただければ幸いです)。
この程度の対立の基本を押さえていない『週刊新潮』は、政治やそれが動く力学を全然知らないと断言せざるを得ず、幼いと言われても仕方あるまい。
*タイトル敬称略