清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

先生を 劣遇するこそ 問題だ

asahi.com「日本の先生、働き過ぎ? 事務作業長く OECD調査」(2011年9月14日7時0分。http://www.asahi.com/edu/news/TKY201109130560.html) によると、①「日本の小学校の先生の勤務時間は、2009年の時点で年間1899時間。データのある調査対象国21カ国の中で米国に次いで2番目に多かった。ただし授業に費やす時間は707時間で、OECD加盟国の平均を72時間下回っており、授業以外の事務作業などの時間が勤務時間数を押し上げていることがうかがえる」、②「給与をみると、05年の水準を100とした場合、平均は7ポイント上昇していたのに対し、日本は5ポイント下がっている」、という。
 
①については、「ベテランが 「時代に取り残 され」てるか 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50787999.html) でも取り上げた(「授業数は少ないが、先生が働きすぎという状況(熊沢誠『働きすぎに斃れて』(岩波書店。2010年)p137に載っている、朝日新聞2009年6月3日付によると、授業時間数はOECDの平均以下でも、勤務時間数はOECDの平均以上である)は考慮しないと」)が、状況は変わっていないようだ。小学校については、先生の負担を減らす方策が求められている。
 
②も、こんなのでは、次世代の日本人の劣化の可能性がある。知識人として敬意を表し、相応の報酬を用意すべきだろう。
 
OECDのオリジナルの資料を今回は見ていないので、asahi.comの記事が正確かはわからないが、「ニッキョーソが諸悪の根源だ」という説は、どうやら根拠がなさそうである。唱えるのが恥ずかしいほどのダメな説かも(笑)。