清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

自殺はね 文化の違い あるのかも

昨日、なぜか、NHK-BS1 「ワールドWave トゥナイト」(番組HPは、http://www.nhk.or.jp/worldwave/index.html) を見た。
 
「韓国(大韓民国のこと。清高注) 急増する自殺」に興味があったので。
 
「韓国 急増する自殺」のないようで印象に残ったことを適当に書き連ねると、
 
・人口10万人あたりの自殺者は、韓国28.1人、日本19.7人、アメリカ10.5人、スペイン6.0人(そのほか略)だとか。
 
・韓国の10代から30代の死亡原因の第1位が自殺である。
 
・韓国の自殺は20年前の5倍である。
 
・学歴・資格重視の厳しい競争社会が原因(らしい)。
 
・年金未整備の問題もある。
 
これらの分析を否定はしないが、私が韓国に持っているイメージを勝手に駆使すると、韓国で自殺が多いのも無理もない、ということになる。
 
韓国は儒教規範が厳しく、「プロテスタントが18.3%、カトリックが10.9%」(ウィキペディア「韓国のキリスト教」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99) )だという(ただし、「プロテスタントは諸教派に分かれるので、単一の宗派としては信者数476万人(2006年)のカトリックが最大」。ウィキペディア「韓国のキリスト教」より)から、プロテスタントのほうが勢力が強そうだ。さらに、信者の最多は「仏教が22.8%」(ウィキペディア「韓国のキリスト教」より)でもある(日本は「一大仏教国」。ウィキペディア「日本の仏教」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BB%8F%E6%95%99) )。
 
これらからすると、韓国人の考え方には、抑圧的なものがあると推測してしまう。
 
相当強引な話になってしまったが、プロテスタントというのは、カトリックに比べて抑圧的らしい(デュルケーム『自殺論』(中公文庫)、エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(東京創元社)からヒントを得ました。ご一読を)。仏教も、自力救済の側面がある(日本の禅宗をイメージ)。したがって、韓国に自殺者が多くても、仕方がないと思っている。
 
なお、「学歴・資格重視の厳しい競争社会」で、アメリカや日本の説明ができるのか? 何かの本で読んだが、日本は、学歴プレミアがないらしい。つまり、上級の学校に進学するメリットが、他国よりないらしいのである。そんな日本の自殺者がなぜ多いのかの説明ができないと思う。
 
といろいろ書いたが、自殺の背景に迫るのは、難しいものだ。
 
*ウェブサイトは2011年9月22日アクセス。