47NEWS「絞首刑「限りなく違憲に近い」 元最高検検事が証言」(2011/10/12 13:35 【共同通信】) によると、「元最高検検事の土本武司筑波大名誉教授(76)が(中略)絞首刑について「限りなく(憲法が禁じた)残虐な刑に近い、という思いを抱いている」と述べた」という。
土本さんの発言の背景は47NEWSで見てもらうとして、意外な証言である、という感想を持った。
土本さんは、テレビのコメンテーターにもよく出ており、死刑は当然という発言をしているというイメージがあった(というか、私が勝手に作っていたようだ)。
しかし、注射であれば、医者はおそらく黙ってはいまい。人を救う医者が人を殺すのだから。
事件の性質も無視できないが、土本さんですら葛藤があるということは理解すべきである。そして、ほんのちょっと真剣に考えれば、死刑廃止論にも一理あることが理解できるだろう。