清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

IMF 増税必要 言ったとさ

IMFのイメージとしては、財政赤字が多ければ増税!というものだが、それに沿った内容。しかし、「IMFアジア太平洋局長のアヌープ・シン氏」に、朝日新聞の記者さんが訊いたインタビューを詳しく検討してみますか。
 
「歳出削減の余地は限られているため、多くは増税に頼らざるを得ない」(上記asahi.comより。以下省略)んだって。根拠はわからないが、悪い見解ではない。歳出削減というのは、行き過ぎると、必要な公共サービスがなくなる、という側面もあるので。
 
「消費税を引き上げるのが、最も経済成長への影響が少ないと考えるからだ」は、私の研究不足で、見解は保留する。ただ、伊東光晴政権交代のの政治経済学』(岩波書店、2010)を読んだ記憶を引き出すと(実際に読んでください)、日本は、富裕層の資産や数が少ないので、消費税増税はやむを得ないらしい。
 
「女性の労働参加を促し、定年の引き上げ」までは賛成するが、「高齢者の雇用を増やす」かはわからない。これからは仕事ができる人を雇う傾向は、止めようもない。最悪の場合、現在の定義における労働力人口生活保護受給が増えるのは、仕方ない。この点からも、「起業の促進」は正当である。ただ、「政府が、環境やエネルギーといった成長分野の起業を促す」ことができるかはよくわからないが。また、参入障壁を低くするなどの規制緩和は可能だとは思うが。
 
取り上げなかった部分も当然あるが、それらを含めて、IMFの人がどう考えているかを知ることは、損がないと思ったので取り上げた。もちろん、だからといって、IMFが正しいと短絡的に思う必要もない。