清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

弁護士の 職務がわかる 映画だよ

2011年10月25日13時から放送された、NHK-BSプレミアム「BSシネマ アラバマ物語」を見た。
 
 
人種差別については、今でも問題があるようだし、いろいろな作品があるが、私が観て思ったのは、弁護士の職務の一端がわかる映画だったということである。
 
「誇りのために」(「アラバマ物語」内のセリフ)黒人の弁護を引き受けたそうだが、どう表現しようが、職務なので弁護を引き受けるのである。
 
日本では、オウム真理教や、光市事件において、弁護士に対する批判がやかましく聞こえた。外から見る限りでは、「誇り」というか、職務を遂行する姿しか見えないし、そう見るべきなのである。文句を言えるのは、依頼者だけである。依頼者のために働くのだから(相手当事者は、反論すればよい)。
 
あと、映画では、被告人のトム・ロビンソンを殺そうとする動きもあった。「岡村さん 相当衝撃 受けている?」( http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/52465049.html) で紹介したが、「死刑廃止国でも、警察官が現場で犯罪(おそらく、私が「犯人」と書くべきところだと思います。清高注)を射殺することは認めている場合が多い」という。しかし、死刑に相当する犯罪のみ射殺することが認められているのかが明らかではない(「アラバマ物語」の映画のような強姦致傷を日本に当てはめると、死刑にはならないので(刑法第181条第2項)射殺するのは問題だろう。アメリカの法律は未調査。なお、ノルウェーで大量殺人をしたとされる被疑者も殺害されていない)。被疑者の属性で射殺を選択している可能性もゼロではなさそうだし。で、岡村説の妥当性には疑問がある。
 
筋としては、被告人が有罪だったので、重厚な内容になったと思う。無罪なら、「よかったね」で終わりで、軽く感じるだろうな、と考えた。