2011年11月9日に放送されたNHKラジオ第1「ラジオあさいちばん」、7時30分ごろの「ワールドリポート」によると、韓国で日流(日本流のこと)ブームが浸透しているという。
ドラマや音楽は地上波では観られないが、有料ケーブル放送で見られ、X-JAPAN初の韓国公演の特集が組まれたという。
大変結構なのだが、どうもドラマや音楽は、韓国のテレビの地上波では観られないらしい。
歴史的いきさつというのはわかる。しかし、韓国国民は、日本製の素晴らしいコンテンツを見るのにさらにお金を払わなければいけないのか。可哀そうな半面、それだけ日本製のコンテンツが優れている、ともいえるが。
一方の日本、韓流ドラマは地上波で放送されるし(いわゆるフジテレビに対する反韓流デモの一因)、原爆を落とされ、日系人を強制収容した国、アメリカの映画だって観られる。歴史的いきさつからすれば、民間人を大量虐殺されたり、強制収容したりした国のコンテンツなど意地でも観たくない、としたものだが、日本人は寛容な心を持っている人が多いようだ。
難しい問題だが、歴史は歴史、現在のコンテンツは現在のコンテンツとして、韓国もそろそろ地上波での日本製コンテンツの放送を検討したほうがいいだろう。韓国民にとっても、楽しみが増えるはずだし、そうでなければ打ち切ればいいのである。