会場は、ベガルタ仙台のホームグラウンドである、ユアテックスタジアム仙台。向こう正面に座ったが、向こう正面は、両チームの応援でいっぱいのお客さん(あと、ラグビークリニックの招待。一般論として、子どものころに一流のものを見るのはいいことだ)。ただ、サイドや正面のお客さんは少ないように感じた。以前、私は、JFLのソニー仙台の試合を観たことがあるが(「ユアテック スタジアム仙台 行ってきた 」( http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/34883492.html)参照)、それよりはお客さんが入っていた。ただ、観客数は非公表だと思う。ベガルタ仙台(今年2試合行ったが、1万人以上(記憶)集客)よりは入っていない。
スターティングメンバーの紹介は、凝っていた。広告は電光掲示板ではなく、アナログなもので、両チームの広告が真ん中に陣取っていた。なお、国旗国歌はなし。スポーツの場で歌うのは、例外(NPBプロ野球の楽天戦)はあるが国際試合ぐらいのようで、なぜ学校で問題となるのかが理解できない(やらなくても、すぐに覚えられる)。
威風堂々の曲に乗って、従業員選手の息子さん(?)のエスコートで選手が入場。社会人らしい演出である(『都市対抗野球に明日はあるか―社会人野球、変革への光と闇』(横尾弘一、ダイヤモンド社、2009)に、東芝が、従業員の子供対象の野球教室のアイデアを企画しているのを見た)。応援も、いかにもおらが会社のチームを応援するという雰囲気。それでいてあまり違和感がなかったのは、十分な席があるからだろうか。
ナレーションは、東北楽天ゴールデンイーグルスのスタジアムDJの声に似ていたが、気のせいだったのか?
ハーフタイムは10分で後半戦。NTTコムの選手の独走トライの時は、思わず「走れ!」と叫んでしまった。PGも決めて、10-7に。あっという間に点差が縮まるのもラグビーの魅力か。
しかし、結局は、サントリーが17―10で逃げ切り。ネームバリューとしてはサントリー圧勝かと思ったが、NTTコムが、負けはしたが、いい試合をした印象があった。ただ、PGが3の1(清高が数えた)、スクラムでの反則が多い、というのが気になった。ラインアウトはうまかった。
正直、普段はラグビーを見ない。しかし、そんな私でも、ボディコンタクトの時の「バチッ」という音などに、迫力を感じた。やろうと思ったことすらなかったが、ラグビーが一定程度人気があるのがわかる気がした。好みも観戦数もあるが、サッカーより興奮したので、秩父宮なり、花園なり、機会があったら観戦してみてください。