「マルコメプレゼンツ・bjリーグ2011-2012シーズンオールスター in 埼玉」(bjtv内。http://www.basketballjapantv.com/other/free/314) を、BSフジで観た。なお、あらかじめお断りしておくが、以下の文中において、敬称を略する。
スターティング5は、ブースター投票で決まるが、bjリーグ公式ブログ・2012年1月13日19:17「オールスター・イベントスケジュール」(http://bjleague.livedoor.biz/archives/51815946.html) に、ブースター投票の結果などが書いてある。調べればわかるが、イーストのスターターに2メートルの人はなし、ウェストのフロントコート(フォワードまたはセンター)の外国人選手はみんな2メートル台。サイズ面で早くもイースタンの苦戦。もっとも、Tip offの時のセンタージャンプは、志村雄彦(仙台89ERS)vs並里成(ナミザトナリト。琉球ゴールデンキングス)なので、影響はなかったが。
それにしても、ウェストの選手はいい選手ばかり。ハンドリングとパスの並里、シュートではリン・ワシントン(大阪エヴェッサ)やマイケル・パーカー(島根スサノオマジック)、ジェフ・ニュートン(琉球)の3ポイントシュートも見られた。岡田優(滋賀レイクスターズ)や清水太志郎(宮崎シャイニングサンズ)も3ポイントを要所で入れ、元NBAのランス・オーレッド(京都ハンナリーズ)は、確実なプレーに徹していた。
ひきかえ、イーストのいい選手は、ジョン・(ヘリコプター・)ハンフリー(埼玉ブロンコス)1人だけのように感じた。ハンフリーの1人アリー・ウープは盛り上がったが(オールスターならではだろう)、ハンフリー以外のプレイヤーは、ダンクミス、フリースローミス(入らない)など、いいところがまるでないように感じた。後半になって、ハンフリー選手もシュートが入らなくなり(印象論)、結局、ウェストが120-93で圧勝。bjとbj2があるのか、と思ってしまった。イーストで言えば、城宝匡史(富山グラウジーズ)と庄司和広(秋田ノーザンハピネッツ)の流れを変える3ポイントを期待していたのだが。
このような試合展開では、MIPのジョン・ハンフリーは当然。MVPは、リン・ワシントン。昨年同様、ダブルダブル。記憶だが、オールスターの得点王は、マイケル・パーカーで4年連続(記憶)。島根がゲストチームの仙台のホームゲームを昨年見たが(「ジェリコさん 策を弄する 暇もなし 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/52627009.html)参照) 、パーカーは地味ながらいいポジションで得点を入れるプレイヤーのようだ。
中継によると、観客は14,011人。首都圏のチームが増えたり、bjリーグや埼玉ブロンコスの努力などで入ったのだろうけど、無理はしていませんよね? つまり、客を入れることを優先して、利益を度外視はしていませんよね? 埼玉のハンフリー選手はいい活躍だったが、イーストがふがいないので、リピートは厳しいか、と思わせる試合になってしまった。
中継では、ダンクコンテストや、3ポイントコンテストの結果が示されていた(結果は、「bjリーグオールスターブログ」にて。http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bjstaff/) 。ハンフリー選手は、ダンクコンテストの好調さをキープ。仙台で言えば、橘佳宏は、ダンク王ではなくなったが、試合によく出ているのでいい。ダン・フィッツジェラルドは残念だったが、今シーズンの仙台で、私が一番期待している選手である。
なお、秋田ノーザンハピネッツのマスコットキャラクター、「ビッキー」もダンクに参加(bjリーグ公式ブログ「2012年01月14日10:55 マスコット「ビッキー」ダンクコンテスト出場・秋田」(http://bjleague.livedoor.biz/archives/51816432.html) 参照)。テレビで観ても楽しそうだったので、会場のお客さんはもっと楽しんだことだろう。
* 2012年1月16日追記
bjリーグ公式サイト(http://www.bj-league.com/) に、2012年1月15日の結果がアップされている。印象論とは怖いもので、イーストの2ポイントシュートの成功率は54.4%(ウェストは52.2%)。ダンクはイースト4本vsウェスト6本。スタッツをよく見れば、イーストの3ポイントシュートの低さに尽きるのだろうが、エントリーはあくまで印象論で書いた。