清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

比例だけ 減らしちゃうのは ノダマンダー

2012年1月17日18時23分配信のasahi.com小選挙区「0増5減」比例は「80減」 民主が方針」(上からアクセス)によると、「民主党は17日の政治改革推進本部の役員会で(中略)衆院小選挙区の「一票の格差」是正に向けて、5県で1選挙区ずつを減らすとともに、比例区の定数を80削減する公職選挙法改正案を、通常国会に提出する方針を決めた」という。
 
いろいろな理由があるのは理解するが、比例定数80削減に対し、小選挙区は5議席しか減らさないのでは、自らの都合により改革する、ノダマンダーにすぎない(ゲリマンダーについては、ウェブリオ辞書「ゲリマンダーとは」参照。http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC) 
 
減らす根拠はないが(「各国の人口と議員数」(http://homepage1.nifty.com/hujitako/saji/oriori/jinkou_giinsuu.htm) 参照。記憶で申し訳ないが、同趣旨の文章を見たことがある)、仮に減らすのであれば、小選挙区も、比例も、同じ比率だけ減らさなければ、不公平だろう。具体的には、現在小選挙区300:比例代表選挙区180=5:3なのだから、85減らすとして、小選挙区53、比例代表32(小数点第1位四捨五入)、それぞれ減らすのが公平である。
 
民主党は、自らの都合、ありもしないイギリスの理想化(『民主主義対民主主義 多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究』(アレンド・レイプハルト、勁草書房、2005)、『日本の国会』(大山礼子、岩波書店、2011)をご一読を)で、国民の意見を無視するような選挙制度改革はやめるべきである。