清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

企業人 道徳教育 適当か?

読売新聞東京本社版2012年1月15日朝刊13版7面に載っている、広瀬英治・経済部次長の「いっぴつ経上 『商道徳』なにを説く」が興味深かったので、取り上げる。
 
全体としては、「企業の不祥事」(「いっぴつ経上」より。以下略す)を嘆く内容で、「全国の小学校を経済人が手分けして訪れ、商道徳を説く」ことを通じて、小学生、経済人、共に道徳の向上を目指すべきだ(決して経済人が偉くて小学生がダメ、という内容ではなかった)、という内容。
 
それはいいのだが、はたして、企業人が道徳を説くのが適当なのだろうか?
 
企業人がまず持つべきは、儲けるという精神のはずである。それで不都合があれば、ルールを作らなければならない、ということである。儲けるという精神抜きの道徳や法令順守などあり得ない。
 
このような人たちが道徳を説くのが本当に適当なのだろうか?
 
そもそも学校の先生はなぜいけないのだろう? 小学校であれば担任で仕方ないだろうが、中学以降は、倫理(公民)を学んだ適当な人材がいるはずである。
 
またルールであれば、法学者だってありだろう。
 
それなのに、なぜ企業人だけ提案するのか? 企業の論理の浸透が目的か?
 
おそらくそうではなく、道徳の向上が一義的なのだろう。しかし、意味不明な先生叩きが入っていなければいいが。