清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「希望あふれる 日本」なんか 笑えるね

読売新聞東京本社版2012年8月24日朝刊12反6面に「希望あふれる日本へ」(サイトは、http://www.kibounippon.jp/seminar/ )の意見広告(http://www.kibounippon.jp/seminar/news/0824ikenkoukoku2.pdf )が載っている。

マニフェストhttp://www.kibounippon.jp/seminar/theme/ )を作ったらしく、国会議員にアンケートを実施しているんだって(意見広告参照)。

しかし、マニフェストが笑える。

「まず景気を回復させ、名目GDP3%以上の成長を目指す」って、具体的に何? 抽象論ならだれでも言えるんだけど。

「地域企業の活性化のため規制緩和・税制等を考慮した経済特区を実現する」は悪くないけど、どさくさ紛れに人びとを抑圧することがあるらしいので、注意しないとね(『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』(ナオミ・クライン岩波書店、2011)なんて本があるし。ただ、未読)。

「現行憲法を私たち自身で見直し、自立する国を目指す」って、当たり前のこと。単に各議院の総議員の3分の2以上の賛成がないだけ(憲法第96条第1項)。石頭の左翼政党をどうするか(場合によっては投票しないことで議席を与えない)が課題だけど。

「多くの情報から正しい判断の出来る自立した人間の育成。日本人としての誇りを持てる教育を確立する」って、何? 「日本人としての誇りを持てる」知識が正しくなかったらどうする? 矛盾を想定できないセンスのなさに、大笑い。

「『夢を持てる・努力すれば報われる』社会」も抑圧になりかねないんだけど(夢のとおりになったのだから我慢しろだとか、努力しないお前が悪いのだから再分配はしないだとかに転嫁しうる)。

まぁ、物の見方の浅い連中が多い、というのはよくわかりました。ハッハッハ。