清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

かわいそう 母親酷いは 浅はかだ

広島で、小学5年の長女に暴行して死亡させたとして母親が逮捕されたという(詳しくは、2012.年10月2日23時48分に配信されたMSN産経ニュースから(上からアクセス))

娘さんがお気の毒である。なんて残酷な母親なんだ。

と思うだけではダメである。

母親が28歳、亡くなった娘さんが11歳。つまり、母親が17、8歳の頃に生まれた娘さんなのである。学歴は知らないが、かなり若いうちに生まれた子どもであり、望まれて生まれたのかどうか、という疑問がある。

日本経済新聞電子版「長女暴行死容疑で母親逮捕 広島、09年に虐待通告」(2012年10月2日2時7分。http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46795920S2A001C1CC1000/ )で補足すると、母親と娘さんは2人暮らしだったという。父親は? このことからも、望まれていない結婚、出産、その後の貧困がうかがわれる。

というわけでこの事件(のみならず、親により児童虐待事件)で汲むべき教訓は、性や家族計画に関する教育の充実と、母子家庭の貧困の解決、であり、母親が酷いだとか、加害者を懲らしめろ、ではない。

*もちろん、推定無罪ですが、文章の展開上、あえて有罪推定で書きました。