清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

大陸の 花嫁なんて あったんだ(最近は 録画の番組 見ているよ②)

「最近は 録画の番組 見ているよ」(副題)の第2回は、2012年10月1日21時からTBS系で放送された「強行帰国 忘れ去られた花嫁たち」(サイトあり。http://www.tbs.co.jp/kyoukoukikoku/  )。

第2次世界大戦時、満州を生命線としていた(大)日本(帝)国は、国策として、大陸の花嫁を4万人満州国に送ろこんだ。第2次世界大戦後、日本国は、大陸の花嫁につき、自分の意志で行ったとして帰国支援をしなかったが、中国でゲリラ戦の経験がある浪曲師・国友忠の計画で、12人の大陸の花嫁が強制帰国した。このことを、ドキュメンタリーとドラマで表現した番組である。

日本側の都合もあろうが(同化したという認識もあったという。番組によると、1959年5月の厚生省内部資料が根拠)、幼い中国残留孤児は支援し、ある程度の年齢の花嫁は支援しない、というのは、まずかったと思う。

また、自由意志で花嫁になったというわけではなく、開拓女塾で訓練する建前が、3ヶ月で結婚させられたという事例もあった。

いたくなければ帰ればいいじゃん、と単純にはならないのは、貧困ゆえ。全然正当性がない主張だが、在日外国人が貧困に陥ったら、本国に帰れ、というのを思い出しつつ見た。

それにしても、計画した国友忠さんもすごいと思った。単に支援するだけではなく、自分でやったということにするなんて(計画は、本人の死後明らかにされたという)。

番組の筋と全然関係ないが、朝日新聞記者が熱心に取材したようだ。番組制作はTBS。朝日新聞やTBSが売国だ、という趣旨の文章を見たことがあるが、そんな奴は大して番組を見てないだろう、と、心のなかで大笑い。

ドラマは、国友忠役が渡哲也さん、沢村弘子役が前田敦子さん、など。イメージにピッタリの人選。

*なお、その他、詳細内容は、サイトにて。