清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

慰安婦の 証拠は結構 あったよう

2012年11月26日、菊地内記さんのツイートを見たところ(https://twitter.com/kikuchi_naiki/status/273023356687761408   なお、私(@kiyotaka1974)も返信していることをご確認)  、「【拡散希望】12月11日~ 日本軍「慰安婦」問題のパネル展 エル・パーク仙台 展示ギャラリー」というのを発見した。正直申し上げると、個人的には、いわゆる慰安婦問題にそんなに興味はないのだが(被害者の方には申し訳ないが)、猛烈に抗議している人がいることに興味をそそられ、これまた某日、エル・パーク仙台の展示ギャラリーに行ってきた(なお、パネル展は、2012年12月16日16時で終了)。

歴史施設や、本、映画の紹介がまず目に入った。『岡部直三郎の日記』(本の出版社は略する。アマゾンなどのネット書店や図書館のサイトで検索されたし)には、岡部さんが、慰安書をつくる指示をしたらしい(強かん防止の為)。

圧巻だったのは、証言者。いわゆる慰安婦問題で有名なのは、吉田清治さん(プロフィールはYahoo!人物事典で確認。http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp253037)  )  だが、展示ギャラリーの証言は、(「創作を認めた」(Fresh eye ペディア参照。http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB_%28%E6%96%87%E7%AD%86%E5%AE%B6%29?site=BLK002&furl=http%3A%2F%2Ftalent.yahoo.co.jp%2Fpf%2Fdetail%2Fpp253037&ftitle=%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB   )とされる)吉田さんではなかった。

近藤一さん、土屋芳雄さん(『ある憲兵の記録』や『人間の良心』という文献が挙げられていた)、田村泰次郎さん、矢野正美さん(説明文によると、「朝鮮女性がいる慰安所」)、岩村正八さん(説明文によると、「バギアで慰安所建設をした警備隊長」)、金子安次さん(説明文によると、「朝鮮女性」の「3人の巡回」慰安婦」の警備」)、鈴木良雄さん(説明文によると、「「ミサオ」という朝鮮人慰安婦」がいる慰安所」)、鈴木啓久さん(説明文によると、「開設した慰安所のために、中国人と朝鮮人の証言を誘拐するように命じた」とある。なお、『侵略の証言』という本が上げられていた)、など。

一人の証言が「創作」(Fresh eye ペディアより)だからといって、慰安婦問題は虚偽、というのは、飛躍にすぎない。日本軍兵士の証言がこれだけあるのを全否定できるかな?

もちろん、被害者の証言もある。証言者は以下のとおり(一部の可能性あり)。

金学順さん(韓国。説明文によると、「兵隊のトラックに無理やり乗せられた」)、マリア・ロサ・ルナ・ヘンソンさん(フィリピン。説明文によると、「駐屯所として接収された病院に連れて行かれました」)、鄭陣桃さん(台湾。説明文によると、「日本人警察官の車に乗せられアンダマンへ」)、南二僕さん(中国? 強かんの証言)、マルタ・アブ・ベレさん(東ティモール。説明文によると、「日本兵の所へ連れて行かれ、「慰安婦」にされた」。なお、マロポの温泉と慰安所跡の建物の写真もあった)、宋神道さん(在日コリアン。説明文によると、「武昌の「世界観」という慰安所」)。

実際に、慰安婦関連の裁判が行われていたそうで、説明文によると、「オランダ、アメリカ(グアム)、中国(太原、南京、徐州)のBC級裁判では、「強制売春」「強制売春のための婦女誘拐」の容疑で「慰安婦」を強制した事件の被告を裁いています」とのこと(オランダ・バタビア裁判の「スマテン事件」では、責任者の岡田少佐は死刑に、6人の将校と4人の慰安婦業者には2年から20年の禁固刑が言い渡されたが、インドネシア人女性の事件は裁かれなかったらしい)。

パネルの説明文を引用しつつ検討したが、証言が豊富にあり、日本が組織的に慰安婦制度を営み、強制連行があったことを否定するのは難しそうだ。ただ、どこまでが問題となっている強制で、どこまでが戦争で(おそらく)頻繁に起こっている強かん(「沖縄の 背景わかるが 調査がね」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/53566409.html  ) 参照)なのかがわからなかった(日本軍だけがひどいのか疑問がある)。どちらも被害に遭われた方には気の毒だけど。

*2012年12月17日追記

菊地内記さんのツイートを取り上げたが、菊地さんもこの件に関して、ブログでエントリーしている。「歴史捏造の慰安婦展』(2012年12月11日。http://d.hatena.ne.jp/kick/20121211 )  。エントリーの限りでは、聞き取りや詳細な調査の跡はなく「中帰連」の一言で切り捨てるだけの、お粗末なものである。「帝国政府が直接的に関与した証拠は一切見つかっていない」って、帝国政府の証拠隠滅の可能性も考慮していないし(また、帝国政府側の証拠がないから事実がない、ともならない)、何よりも証言の信用性をたいして検討していないのに簡単に否定するのではダメだ。