清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

改憲は このようにすれば いいんだよ

東京新聞2012年12月17日朝刊の見出しは、「自民290超 政権復帰 維新含め改憲派3分の2」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012121702000264.html  )  。

 
以前の安倍晋三内閣の時に、日本国憲法の改正手続きに関する法律(平成19年5月18日法51)が成立したが、衆議院でも改憲派が多数らしいので(民主党議員の中にも改憲派はいる)、着々と進んでいる、と見てよい。
 
とりわけ既存左翼の社会民主党共産党は、ヒステリックに「憲法の文言を一字一句変えるな!」なんて言うんだろうけど、憲法を変えること自体が悪いわけではない。都合が悪くなれば変えるのは当たり前である。
 
というわけで、当ブログで、試案を出してみよう。と言っても、変えなくていい条文には触れない。
 
日本国憲法の条文は、法令データ提供システムより。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
 
第1章 天皇について。いわゆる週刊朝日の記事で、橋下徹大阪市長が激怒したことを、相当数が支持したと思われるので(「このくらいの 覚悟を持って 批判せよ」

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

をご一読)、廃止しちゃって大統領制にするのもアリだと思う。女系天皇を認めるかなんてややこしい話より、よほどスッキリするだろう。ただ、『民主主義対民主主義―多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究』(アレンド レイプハルト、勁草書房 、2005)を読んだ限りでは、コンセンサス民主主義のほうが国民の満足度が高まるという。大統領制は多数決型の特徴の一つだから、大統領制導入は慎重にしたほうがいいと思った(だから、後述にかかわらず、私見では改正すべきかは保留)。しかし、そうなると、血脈主義の問題が生じるので、難しいところだ。
 
第4章 国会について。
 
第42条 「国会は、衆議院でこれを構成する」→参議院廃止。合併をすればよい。みんなの党が主張していると聞いているが、数も717人でいいだろう(現在の衆議院は0増5減で475人になる。参議院は242人で計算)。それに伴う条文改正は、省略。
 
第5章 内閣について。
 
第68条 「内閣総理大臣は、国務大臣を任命する」でよろしい。すなわち、「但し、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない」を削除。有識者が大臣になりやすいようにするため。専門知が絶対正しいわけではないが、選挙で当選しただけの人よりは専門分野は正しい可能性が高いことを否定できる人はいまい。
 
さっさと改正すべきは、この程度。差別解消、強すぎる参議院ゆえの政治混乱に終止符を打つ、専門知の活用と、そんなにおかしな改憲案ではないと思うけど。