YOMIURI ONLINE「昨年の映画興行収入、洋画は最低・邦画は最高」(2013年1月30日18時58分。http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130130-OYT1T01072.htm)
によると、「日本映画製作者連盟が30日まとめた、2012年に日本で公開された映画の興行収入(興収)によれば、洋画の興収は発表を始めた2000年以降、最低の670億900万円にとどまった。/一方、邦画は過去最高の1281億8100万円を記録した」という。
日本では、日本の映画がよく観られているということで、日本の映画関係者にとってはいい話である。過去のシェアについては、朝日新聞デジタル「邦画大躍進 過去最高のシェア6割超 12年興行収入」(2013年1月31日0時5分。http://www.asahi.com/culture/update/0130/TKY201301300455.html)
をご参照。
そんな活況に水を差した発言が、読売新聞2013年1月31日朝刊13版33面「洋画興収 前年比17%減 邦画は過去最高」に載っていた。以下に引用する。
この発言は、以下の2点の理由により、差別発言と認定する。
第1点。中国や韓国で映画を見ている人は「成熟」していないと読める。単に「ハリウッドのアクション映画やファンタジー」が、やっている映画の中で見たいから見ているだけなんじゃないの?
第2点。「ハリウッドのアクション映画やファンタジー」は「成熟」していないと読める。そんなの作品によるじゃん。
日本で映画を観ている人が日本の映画を見たいと思って、実際に見ている、以上の意味がないはずなのに、他国(やその映画)を差別する発言をする心情って、何なんだ? 掛尾さんの人間性に問題がありそうだ。もっとも、記者の要約に問題があるのかもしれないが。
*タイトル敬称略かつ雑誌名略称。