昨日は、石原慎太郎・東京都知事、じゃなかった、日本維新の党共同代表の衆院予算委員会の質疑があった。
上記MSN産経ニュース「「暴走老人が戻ってきた」 衆院予算委」(2013年2月13日8時24分。上からアクセス)によると、石原共同代表は、安倍晋三・内閣総理大臣に代わって、「「ぜひ、国民を代表した首相として、今年は天皇陛下に靖国神社に参拝していただきたい(中略)神道という人間の情念の結晶の代表者であり象徴である天皇陛下が、戦争で亡くなった人を悼んでお参りするのは当然のことだ。異義は唱える国はない」」だとか「「神道の祭主である天皇陛下に、『国民を代表して靖国に参拝していただきたい』と陛下に奏上してお願いしたらどうか」」だとか言ったそうだ(読売新聞2013年2月13日朝刊13版4面にも同内容の記事がある)。
えらいねぇ、石原さん。直接に間接に天皇に参拝を指図しちゃったよ。昭和天皇は東条英機らのA級戦犯の合祀をきっかけに靖国参拝をやめたのに(上丸洋一『「諸君」「正論」の研究 保守言論はどう変容してきたか』(岩波書店、2011)をご一読)。もちろん、現在の天皇の自由意思に何ら影響を与えないが。
*文中敬称略