清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

裁判員 制度の意味が なくなるよ

朝日新聞デジタル「長期裁判、裁判官のみで 裁判員の負担考慮、法務省検討」(2013年3月10日14時2分。上からアクセス)によると、「裁判員制度の見直しを議論している法務省の検討会が、判決まで100日を超えるような長期間の審理が必要な事件を対象から外し、裁判官だけの裁判とする仕組みの導入を検討していることが分かった」という。

 
全く意味がない。裁判員の負担の問題ではないからである。日にちが長くなるならなぜそうなのか、そしてそれをどう減らすかの問題である。
 
それにしても、裁判員裁判の話になると、裁判員や被害者に配慮する論調が目を引く。しかし、実際に裁判を受ける被告人には配慮しなくていいのだろうか? まずは、被告人が選べるようにする、というような改革を検討するならわかるんだけど(アメリカの陪審制は強制ではなく、陪審を選択できる)。もっとも私見では、現在の裁判員制度をやめたほうがいいとは思わないけど(付言すると、被害者に配慮して、例えば強制わいせつ等致死傷(刑法第181条。裁判員の参加する刑事裁判に関する法律第2条第1項第1号により、裁判員裁判となる)に関して裁判員制度の対象外とするのはナンセンスである。仮にしたいのであれば、致傷の場合のみ、最高刑を有期刑にすればよい)。