①YOMIURI ONLINE「砂川事件、最高裁長官が「少数意見回避願う」」(2013年4月8日7時19分。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130408-OYT1T00209.htm
)
②NHK NEWS WEB「「司法権の独立揺るがす」資料見つかる」(2013年4月8日5時14分。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130408/t10013746941000.html
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②によると、「昭和32年にアメリカ軍基地を巡って起きたいわゆる「砂川事件」の裁判で、「アメリカ軍の駐留は憲法違反」と判断した1審の判決のあとに当時の最高裁判所の長官がアメリカ側に1審の取り消しを示唆したとする新たな文書が見つかりました」という。
①だと、「文書で大使側は「同僚裁判官たちの多くが、それぞれの見解を長々と弁じたがる」ことが問題になると指摘し、これに対し田中長官が会談で「結審後の評議は、全員一致を生み出し、世論を揺さぶるもとになる少数意見を回避するようなやり方で運ばれることを願っている」と発言し、判決は12月になるとの見通しも語った、と記している」という。
大津事件(
大津事件(おおつじけん)とは - コトバンク)と比べると何たる様か。明治時代は(異論はあるようだが、通説としては)司法権の独立を保っていたのに、戦後はアメリカから司法権の独立を保てない有様。
これを日本国憲法のせいにすべき根拠が現時点では見つからないが、昭和より明治のほうがいいという人がいるのもわかる話であった。