清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

死刑がね 非人道だと 考えた

2013年7月29日0時50分からミヤテレ(日テレ系)で放送された(BS日テレは2013年8月4日11時から放送)NNNドキュメント’13「死刑執行は正しかったのか 飯塚事件 “切りとられた証拠”」(あらすじはhttp://www.ntv.co.jp/document/back/201307.html

)を観た。
 
もちろん、内容は、事実認定や鑑定に疑問を持ち、死刑の執行が妥当だったのかを問う番組である。
 
DNA鑑定や血液型鑑定はよくわからないが(血液型鑑定については、同じ福岡県警の科捜研がAB型、科警研がB型(執行された死刑囚の血液型)と分かれていたのが印象的)、素人考えでも、運転している車内から、番組で取り上げられたようなバンのラインがなかった(ラインをはがして乗用していたから)だとか、後輪がダブルタイヤだとかいうことがわかるわけがないと思った(再審弁護団が30人で実験したところ、誰1人として事件の目撃証言通りの認識ができなかった)。
 
ただ、私は、それよりも、死刑がいかに非人道的かを認識してしまった。
 
疑わしい根拠がある場合でも死刑が執行されてしまう。そして執行して後で無罪とわかれば取り返しがつかない。また、死刑囚の親族や関係者に(おそらく被害者遺族の関係者も)伝えずにさっさと執行する。どれもこれもやりきれない。
 
番組で取り上げられた飯塚事件が冤罪かはわからない。しかし、それにもかかわらず死刑の非人道さも表した(もちろん主題ではない)いい番組であった。