被災地の42市町村の首長アンケート、朝日新聞と読売新聞を比較してみよう(他紙もやっているだろうが、とりあえず)。
①朝日新聞「東京五輪、6割「復興にマイナス」 被災42市町村首長」(2014年3月3日5時45分。http://www.asahi.com/articles/ASG2T4PYDG2TUNHB010.html )
②YOMIURI ONLINE「復興「遅れている」6割…被災自治体アンケート」(2014年3月3日10時56分。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140303-OYT1T00035.htm )
①はウェブ版のみ、②は紙版(読売新聞東京本社版2014年3月3日朝刊12版28面)も見たが、アンケートの結果を見ると、見出しほどではないと理解。
①によると、東京五輪開催が復旧・復興にどう影響するかにつき、どの県(岩手県、宮城県、福島県)でも、1位がややマイナス、2位がややプラス。県で五輪開催を聞かない(宮城県はひとめぼれスタジアム宮城(利府町のグランディ21)でサッカーの予選をやると聞いている)福島県が大いにプラス2票。正直首長さんの個人的信条の開陳ぐらいにしか見えない。
②の「9割近い37人が政府の震災対応を評価した」も、紙版で見ると、2年前はある程度評価15、あまり評価できない26。今回はある程度評価35、あまり評価できない4である(少数ながら、2年前は大いに評価0、全く評価できない1の結果が、今回は大いに評価2、全く評価できない0、無回答1の回答もある)。これも本文ほど変わらない印象。首長の政治的信条ゆえの回答かもしれないし。
まぁ、こういうアンケートは、話半分に読み、色々な解釈を出すことがトレーニングになるものだ、と思った。