2014年5月7日23時からBS-TBSで放送された「SONG TO SOUL #85 愛はかげろうのように シャーリーン」(http://www.bs-tbs.co.jp/songtosoul/onair/onair_85.html)
を観た(なお、文中敬称略)。
詞を詳しく吟味したことはないが、メロディが印象的なので好きな曲であり、それゆえに観た。
ご存知の通り、1976年のリリース時は全く売れず、1982年になって、あるディスクジョッキーの紹介により売れた曲である。発表時に売れない局=駄作、とは限らない、という典型例なので、読者の皆様も好きな曲だが世間的に知られていない曲の魅力を書いたら、変わるかもしれないよ。
ところで、この番組を取り上げたのは、「愛はかげろうのように」の作曲者、ケニー・ハーシュの言葉が印象的だったから。
いわく、「歌詞は重要だ。メロディは記憶に残るけれど、歌詞こそが歌の心を相手に届ける」。
強引なのを承知で書くが、私がある曲を名曲と思うプロセスに似ているな、と思った。
音楽なのだからまずはメロディーと、声。これらのどちらかがダメなら予選(?)落ち。予選を通過して何回か聴いて名曲と思うものは、詞がいいものである(今回は具体例を明らかにはしない)。
ハーシュのコメントには特に意図がなかっただろうが、私の音楽を聴くプロセスを明らかにしたことについても、この番組を観たかいがあった。もちろん「愛はかげろうのように」がいい曲だからというのもあるが。