読売新聞の連載に、「スポーツBizワールド」というのがある。MLBやプロ野球などを取り上げている印象があったが、なんと、日本のバスケットボールも取り上げた。題して「プロバスケ 沖縄席巻」（読売プレミアムで読める。https://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150801-118-OYTPT50009
。なお、本エントリーは、2015年8月1日朝刊13版20面を参照。以下「記事」と表記）。
琉球ゴールデンキングス、ならびに沖縄でなぜバスケットボールが人気があるか、中体連加盟生徒数におけるバスケットボール選手の割合、など、興味深い内容だが、筆者が興味を持ったのは、「琉球ゴールデンキングスと/bjリーグ、NBLの平均観客動員」である。
グラフによると、琉球ゴールデンキングスは、2007－2008シーズンからbjリーグ（日本プロバスケットボールリーグ。現在はターキッシュエアラインズbjリーグ（TKbjリーグ））に参戦しているが、当初は2000人未満。それが2014－2015シーズンは3,212人（記事より）で、National Basketball League of Japan（NBL）、TKbjリーグ合わせて第1位の観客動員である。
それはよかったが、筆者の関心はそこではなかった。
グラフはJBLが開幕した2007－2008シーズンから始まっている。
以下目視だが、bjリーグは、2007－2008シーズンから徐々に観客を減らし、2009－2010シーズン、2010－2011シーズンにおいては、JBLに抜かれている。それからbjリーグは平均観客動員が微増、一方、NBLになってから下げ止まっているが、減少傾向、というわけで、現在は、bjリーグのほうが平均観客動員数が多い。もっとも、記事によると「bjリーグはオールスター、プレーオフを含む」「NBLはレギュラーシーズンのみ」なのは注意。
JBL開幕シーズンは、BS-iで「DUNK J JAPAN BASKETBALL LEAGUE」（ウィキペディアで確認。https://ja.wikipedia.org/wiki/DUNK_J_JAPAN_BASKETBALL_LEAGUE
）を放送していた。しかし、2008－2009シーズンからは、放送がなく、sky.A sports+もやらなくなった。その一方で、BSフジの「プロバスケ！bjリーグtv」等のbjリーグ関連番組は健在だし（GAORAは放送しなくなった）、毎年地上波で仙台89ERSの中継が入るので、てっきりbjリーグが人気で圧倒していると思ったが、そうではなかったようだ。
